安永 頼山  Yasunaga Raizan

お茶碗をみて、うつくしいとおもう心とは、どういうことでしょうか。たんに、すがたかたちを見ているのではないようです。もっと奥にある、なにか。

わたしの知る安永さんは、長い作陶人生のなかのある一部分でしかありませんが、そのなかには、つねに挑戦があり、みずからにまっすぐに、大事なことを見極め、成すべきことにとことん心を尽くす、心に混じり気のない方です。

すがたかたちの奥に見えるのは、つくり手の心の風景のうつくしさなのかも知れません。

唐津茶盌

絵唐津茶盌

絵唐津小服茶盌

白磁片口

白磁酒呑

井戸酒呑

斗々屋茶盌

黄唐津焼酎呑

黄唐津徳利

唐津酒呑

絵唐津お多福向付

略歴:

1970年 島根県益田市に生まれる

2001年 田中佐次郎氏に師事

2003年 藤ノ木土平氏に師事

2008年 現在地に登窯を築窯

2013年 田中佐次郎氏命名の「頼山」に改名

2016年 京都野村美術館にて茶陶展開祭(以後、2019、2022年)

    第63回日本伝統工芸展入選(以後、2021、2022年)

2017年 第34回田部美術館大賞「茶の湯造形展」入選

    第52回西部伝統工芸展入選(以後、2018〜2025年)

    第7回菊池ビエンナーレ入選(以後、2019年)

2019年 第25回日本陶芸展入選

    現在形の陶芸 萩大賞展V佳作(以後、2023年)

2021年 「近代工芸と茶の湯のうつわ」展出品 国立工芸館

2024年 備前・現代陶芸ビエンナーレ2024 入選